稀に魚の身が溶けてしまうことがあります。
なぜ魚が溶けたようになってしまうのか原因を考えていきます。
- 魚が溶けるとは
- どんな魚に多いのか
- 食べても大丈夫?
- まとめ
魚が溶けるとは
魚が溶けてしまう現象を「ジェリーミート」と呼びます。
粘液胞子虫という寄生虫が魚に寄生し、魚の死後タンパク質分解酵素を放出して魚の身を溶かしてしまうのです。
魚の死後から30度~60度の温度帯で進み始めるため、冷凍状態で発見する方法は確立されていません。
どんな魚に多いのか
アジ、カレイ、サバ、鮭、銀鱈などに多く見られるそうです。
私の住んでる地域で獲れる魚ではシイラ(ハワイではマヒマヒ)が溶けるのを人生の中で一度だけ目にしたことがあります。
シイラはよく溶けてしまうことがあるらしいのですが、漁師の間では噂程度のもので長年漁師をしていた父親でさえも一度しか見たことがないほどに珍しい現象のようです。

食べても大丈夫?
粘液胞子虫は人に感染、寄生しないので食べても問題なく人体に影響はありません。
まとめ
溶けてしまう魚もいますが購入する魚は、加工技術の進化などに伴い溶ける魚に出会う確率はとても少ないようです。
実際に、自分で釣ってきた魚が溶けてしまうのは驚きますね。でも、安心してください!人体には影響はありません。
お刺身で食べたことがありますが、普通の魚より味、食感ともにおいしくありませんでした。
お味噌汁にすると、骨だけになりびっくり!!します。
レアケースのためなかなか出会えませんが、もしジェリーミートのお魚に当たったらよく観察してみるのも好いかもしれませんね。
